情報セキュリティおよび個人情報保護マネジメントの維持・向上を推進し、お客さまの信頼を、より一層高めることができるよう取り組んでいます。
お客さま情報の安全性に一番厳しい会社になるという決意のもと、ベネッセグループでは外部認証の取得や社内研修などを実施し、情報セキュリティの強化に取り組み続けています。
(2015年4月1日)
また、取得する個人情報の利用目的、第三者提供、開示等の求めに応じる手続きおよび苦情受付に関する事項/閲覧履歴等の取り扱いについても詳細を公表しており、以下よりご覧いただけます。
情報セキュリティと個人情報保護の領域の事業会社の計画、執行状況は、常務執行役員CLRO兼コンプライアンス・セキュリティ本部長を長とするコンプライアンス・セキュリティ本部が、各事業責任者を通じ、管理しています。各事業会社は、情報セキュリティの実行・推進のために情報セキュリティ責任者を任命し、情報セキュリティ推進体制を構築し、緊急時の対応計画とインシデント対応手順を定めています。また、外部機関として情報セキュリティ監視委員会を設けています。社外有識者による定期的な監査を受け、世界トップクラスの情報セキュリティ構築を目指し、取り組んでいます。
ベネッセグループではインシデントなどの緊急時の対応について、報告ルートを定め、迅速に対策を講じるための体制を構築しています。
情報セキュリティおよび個人情報の取り扱いに関する何らかの異常を発見、もしくは委託先から報告を受けた従業員は速やかに部門長に報告し、部門長は「情報セキュリティ報告窓口」および「緊急事案通報窓口(ベネッセグループホットライン)」へ速やかに報告します。より早急な緊急事案通報のため、発見者が状況に応じて直接「緊急事案通報窓口」に通報する報告ルートも確保しています。情報はコンプライアンス・セキュリティ本部が集約し、全体のインシデントの状況について ベネッセホールディングス社長に報告するとともに、抽出された課題に対して対策を講じる体制を整備しています。
情報セキュリティ監視委員会は、ベネッセグループにおけるデータおよびシステムの運用・保守、データの使用・管理に関する適正なセキュリティ基準、使用・管理規程などの制定状況ならびにグループ会社における当該基準、規程等の遵守状況を定期的に確認し、必要な改善策を含め、お客さまの立場に立って公正な判断を下すことを任務としています。2014年10月15日に設立し、四半期に1回をめどに定期的に開催。社外有識者による確認を継続して実施しております。
なお、情報セキュリティや個人情報保護に関する第一人者である外部の学識経験者の方を委員とし、さらなる情報セキュリティ強化のための提言もいただいています。 委員会の構成メンバーは以下のとおりです。
情報セキュリティ監視委員会の構成メンバー(2024年度)
委員長 | 佐々木 良一 |
現職 | … | 東京電機大学名誉教授兼同大学サイバーセキュリティ研究所客員教授/一般社団法人日本セキュリティ・マネジメント学会名誉会長/特定非営利活動法人デジタル・フォレンジック研究会理事兼顧問/一般社団法人情報処理学会フェロー/会計検査院最高情報セキュリティアドバイザー |
略歴 | … | 1971年3月東京大学卒業。同年4月日立製作所入社。システム開発研究所にてシステム高信頼化技術、セキュリティ技術、ネットワーク管理システム等の研究開発に従事。同研究所第4部(ネットワーク関連部)部長やセキュリティシステム研究センタ長、主管研究長を歴任。2001年4月に、東京電機大学に移り教授、工学博士(東京大学)。この間内閣官房サイバーセキュリティ補佐官も務める。 |
受賞歴 | … | 情報処理学会論文賞、功績賞、電気学会著作賞、総務大臣表彰、情報セキュリティ文化賞など多数。 |
委員 | 猪俣 敦夫 | 大阪大学情報セキュリティ本部教授 |
委員 | 上原 哲太郎 | 立命館大学情報理工学部教授 |
委員 | 湯淺 墾道 | 明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授 |
(敬称略)
お客さまが安心・信頼して個人情報を預けていただけるよう、システムの運用・監視強化、最新の情報に基づく技術的な対策などシステムセキュリティ強化の取り組みを続けています。また、社外有識者の監査・アドバイスを受け、世界最高レベルの情報セキュリティを実現してまいります。
日々新しい技術が生まれ公開されるIT社会。対応するセキュリティ対策にも、終わりはありません。以下のような観点で各種施策を実施し、継続的な強化を図ります。
世界最高のセキュリティレベルを実現するために、多くの強化策を実行し続けています。具体的な内容について、その一部をご紹介いたします。
ベネッセグループではステークホルダーの皆さまよりお預かりする個人情報に対して、利用目的を明確にし、透明性の高い個人情報の適正管理を各段階(取得・利用・活用・消去)において徹底しています。また、開示などの求めに対して、窓口を設置し、速やかに対応しています。
詳細は以下よりご覧ください。
より安心して、商品・サービスをご利用いただけるよう、いただいたお声をもとに、個人情報の取り扱い方針や対応の見直しを継続して行っています。
2014年に発覚した個人情報漏えい事件を契機に、7月7日を「セキュリティデー」と定めました。ベネッセコーポレーションは毎年この時期に、情報セキュリティに関する朝礼を行い、社内の取り組み発表を行う、外部専門家の講演を行うなど、事件の教訓を忘れず、情報セキュリティ強化に取り組んでいくことを社員一同で誓う活動を行っています。
ベネッセホールディングスおよびベネッセコーポレーションでは、ベネッセで業務を行う人すべて(=役員からアルバイトスタッフまで)に情報セキュリティ研修の受講を義務付けており、毎年、個人情報を中心とした情報セキュリティに関する守るべきルール・行動と基本的な知識の再確認に取り組んでいます。同研修は2023年度も100%の受講率でした。また、在宅勤務時においても、セキュリティ基準、運用が維持できる体制を準備し、在宅勤務開始時には再度セキュリティルールを確認する研修を実施しています。そのほか、グループのシステム管理を担う部門においては、専用プログラムによる研修も行っています。
ベネッセコーポレーションは一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)の審査を受け、2016年11月、プライバシーマーク付与事業者として登録されました。
引き続き、情報セキュリティおよび個人情報保護マネジメントの維持・向上に取り組み、お客さまの信頼を、より一層高めることができるよう取り組んでまいります。
2015年5月のベネッセコーポレーション学校本部およびベネッセベースコムのISO27001(ISMS)取得に続き、2016年3月にベネッセホールディングスおよびベネッセコーポレーション(一部の拠点を除く)、ベネッセインフォシェルで取得が完了いたしました。なお、初回登録以降、毎年の維持審査、および3年に一度の更新審査として外部監査を継続して受けています。
最終更新日:2024年06月24日