「未来からの留学生」である子どもたちに豊かな地球環境を引き継ぐために、資源の保全は重要な課題です。ベネッセグループでは持続可能な社会の実現に向け、水・プラスチック・紙など資源保全への取り組みを行っています。
ベネッセグループの環境方針に基づき、(1)商品・サービス、営業活動等における気候変動対策・生物多様性の回復・環境配慮の推進 (2)気候変動対策や生物多様性の回復を目的とする省エネ・再エネ・廃棄物の削減・リサイクルなど資源循環の促進、資源利用の効率化および水資源の保全と水資源の効率化 (3)事業特性を活かした環境教育の推進 (4)ステークホルダーとの協働による地域・社会への働きかけに資する活動を行っています。
ベネッセコーポレーションでは、事業を通じて環境負荷低減に取り組んでいます。基幹事業である教育事業では教材のデジタル化などを通じて、紙使用量の削減などに努めています。
単位 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
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電力 | GJ | 112,324 | 126,773 | 117,746 |
(千kWh) | (11,303) | (12,757) | (11,810) | |
蒸気 | GJ | 5,066 | 5,640 | 6,420 |
都市ガス | GJ | 2,025 | 1,810 | 1,910 |
軽油・A重油・ガソリン | GJ | 147 | 280 | 214 |
温水・冷水 | GJ | 7,630 | 6,457 | 4,034 |
エネルギー使用量合計★ | GJ | 127,192 | 140,960 | 130,324 |
★第三者検証項目(2022年3月期からソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社より第三者検証を受けています)
商品・サービスのデジタル化による紙資源の削減や、FSC認証の紙資源の調達、梱包材への古紙100%利用などのほか、リサイクル等による資源循環などにも取り組んでいます。
ベネッセコーポレーションが提供している「進研ゼミ」でご活用頂いている<学習専用タブレット>は、リユース(再利用)を促進しています。
取り組みの詳細は以下をご覧ください。
<こどもちゃれんじ>の使い終わった教具をお持ちいただき、リサイクルしています。回収された玩具教材は油に再処理してエネルギーとして再利用しています。お子さまにとって楽しみながら環境について学ぶ機会にもなっています。
取り組みの詳細は以下をご覧ください。
進研ゼミの添削課題である〈赤ペン先生の問題〉の提出から返却までに発生する紙資源の結果に応じた植樹活動で地域や環境への貢献に取り組んでいます。
取り組みの詳細は以下をご覧ください。
ベネッセコーポレーションが発行する、妊娠期・育児期向けの市販誌『初めてのたまごクラブ』『中期のたまごクラブ』『後期のたまごクラブ』『初めてのひよこクラブ』『中期のひよこクラブ』『後期のひよこクラブ』は、赤ちゃんの未来のために、環境に配慮したインク(植物油インキ)と用紙(FSC®認証の用紙)を(一部除く)使用しています。
取り組みの詳細は以下をご覧ください。
毎年、廃棄物の分別を徹底するために、四半期ごとに点検を実施しています。
結果をフロアごとに集約、社内ウェブで情報共有し、不備があるフロアは指摘を受けます。年間を通じて継続して働きかけを行い、例年、年度末にはほとんどのフロアが「指摘なし」になっています。また、意識喚起のための告知として、毎年夏休み期間中に従業員とそのご家族を対象とした「環境ポスターコンクール」を開催し、年齢区分別の優秀作品を社内イントラサイトにて表彰発表するとともに、廃棄物処理に関する応募作品は注意喚起のポスターとして社内掲示しています。
ベネッセコーポレーションでは原材料調達において、グリーン調達に関する包括的なガイドラインを定めています。また、取引先と協働して環境への配慮を行っています。具体的には以下の活動などを実施しています。
※SGEC森林認証は国際的な認証制度であるPEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)森林認証と相互承認をしています。
●ベネッセハウスのサステナビリティへの取り組み
ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団は、現代アートや文化振興による「よい地域づくり」を推進。瀬戸内海の島々を舞台に「ベネッセアートサイト直島」と総称するアート活動を約30年にわたり展開しています。歴史や文化を活かし、新たに現代アートを持ち込みながら住民の方々との関わりを再生する活動が特徴的なベネッセアートサイト直島に毎年多くの方が訪問し、アート作品や瀬戸内の風景、地域の人々との触れ合いを通して「ベネッセ=よく生きる」を考える場所となっています。
ベネッセアートサイト直島にある「自然・建築・アートの共生」をコンセプトとした施設「ベネッセハウス」では、持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、環境への配慮、健康・安全などの様々な項目においてサステナビリティを推進しています。
詳しい取り組みは以下よりご確認いただけます。
詳細は以下よりご覧ください。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に賛同し、TNFDフォーラム参画
ベネッセホールディングスは、自然資本および生物多様性の観点からの事業機会とリスクの情報開示を求める自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)に賛同するとともに、賛同企業が自然資本に関してリスク管理と開示の枠組を構築するために設立されたTNFDフォーラムに参画しています。
TNFD提言に沿った開示を進める意向のある組織として、TNFDのWebサイトで「TNFDアーリーアダプター」に登録しました。
2024 年 1 月 16 日発表のTNFDアーリーアダプター登録企業は以下よりご確認いただけます。
ベネッセホールディングスは、「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」に賛同し、生物多様性への取り組みを進めています。
※「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」では、「経団連生物多様性宣言・行動指針(改定版)」が掲げる7項目のうち複数の項目に取り組む、または全体の趣旨に賛同する企業・団体のロゴマークや将来に向けた活動方針・活動事例を、特設ウェブサイト上で内外に向けて、発信・紹介しています。
最終更新日:2024年04月11日